大豆サポニン、あまり聞いたことがないかもしれませんが、最近ではサポニンと呼ばれているのをたまに聞いたり見たことがある方も中にはいるのではないでしょうか。
もし見たり聞いたことがある方は、正直かなりマニアックだと思います。笑
普通の生活をしていればあまり見ることがない成分かと思います。
そんな大豆サポニンですが、実は、体にいい影響を及ぼす成分のため、よくサプリメントなどでも売っています。
今日はそんな大豆サポニンについて、紹介していきたいと思います。
大豆サポニンの効果
大豆サポニンには体へのいい様々な効果があります。
基本的には、血圧が高い方や、高脂血症に気をつけているような方にオススメの成分となっています。
具体的には以下のとおりです。
- コレステロールや中性脂肪を低下させる
- 抗酸化作用により、がんやエイズウイルスを予防する
- 肝機能障害を改善する
- 脂質の代謝を促進し、肥満を防ぐ
コレステロールや中性脂肪を低下させる
よく料理に植物油を使う方は多いと思いますが、植物油には酸化させると体内で血栓という血管に栓をしてしまい、動脈硬化などを起こしてしまう原因となる不飽和脂肪酸が含まれています。
この不飽和脂肪酸ですが、このままでは血栓を作る原因にはならないのですが、植物油に含まれる不飽和脂肪酸が、長時間空気や光にさらされると過酸化脂質に変化します。
この過酸化脂質が血栓の原因となっているのですが、大豆サポニンには不飽和脂肪酸が過酸化脂質化するのを防ぐ働きがあります。
そのため、不飽和脂肪酸を摂取しても、植物油1mlあたり、大豆サポニンを1mg入れて加熱すると、過酸化脂質化をほとんど防ぐことができるのです。
ですので、植物油で何かをあげる時は大豆サポニンを含む食品を一緒に加えて加熱するのがオススメです。
ちなみに、熱に強い抗酸化作用を持つということは、体内においても脂質の過酸化を抑制し、代謝を促進する効果があるということになります。
抗酸化作用により、がんやエイズウイルスを予防する
大豆サポニンには強い抗酸化作用の他に、細胞の突然変異を抑制する効果もあります。
これを抗変異原性といいます。
この抗変異原性には、抗発がん作用があり、がんに対する予防効果も期待できたり、エイズウイルスの増殖が抑えられる効果もあります。
肝機能障害を改善する
実は、肝機能障害には、アルコールによる肝機能障害と、高脂質な食事などを取りすぎた結果起きてしまう肝機能障害の2種類があります。
後者は、高脂質な食事の摂りすぎで過酸化脂質が増加した結果、肝機能障害が起きてしまうのですが、大豆サピニンを摂取することにより、過酸化脂質の生成を抑制することができるのです。
脂質の代謝を促進し、肥満を防ぐ
先ほども少し話しましたが、大豆サポニンには強い抗酸化作用があります。さらに、熱に強い抗酸化作用があるため、体内においても抗酸化作用を働かせることができるのです。
これは、体内での脂質の過酸化を抑制し、代謝を促進することになります。
実際に高脂血症の方や高血圧の方、動脈硬化症の方に大豆サポニンを投与すると、血中の脂質を低下させる作用があります。
大豆サポニンの摂取方法
大豆サポニンは大豆製品から摂取するか、サプリメントから摂取する方法があります。
まずは、食事での摂取ですが、基本的には、大豆製品を摂取することになります。
大豆サポニンが多く含まれている食品は以下のとおりとなります。
- 大豆
- 味噌
- 納豆
- おから
- 豆腐
- 高野豆腐
- 豆乳
大豆サポニンを含む食品について
大豆サポニンを多く含む食品は上記のとおりですが、中でも高野豆腐が最も多く他の製品の3倍以上含んでいる食品となっているため、オススメです!
その他納豆もオススメです!
ナットウキナーゼという成分による動脈硬化予防や、不溶性食物繊維という性質から、腸内環境を整える効果を持っているので!
大豆サポニンのサプリメントについて
サプリメントについては、場所を選ばず、水分だけあれば気軽に寝る前などに摂取できるので、オススメです!
必要量が数秒で摂取できてしまいますからね!!
有名なサプリメントを販売する会社のファンケルでも大豆サポニンを含むサプリメントがありましたので、リンクを貼っておきますね!
まとめ
大豆サポニンには、老化やがん化、脂質異常を防ぐ働きがあるため、健康的に過ごしたい方には、様々な面から見ても万能で優秀な栄養素だということが、わかっていただけたかと思います。
みなさんもぜひ、大豆サポニンを接触的に摂取して、健康的な体を手に入れ、ダイエットにも効果的に取り入れるようにしましょう!!
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